怒り 4.4

妻夫木聡綾野剛の役作りのための同棲生活が少し騒がれたり色々と注目度の高かったこの映画、ついに拝見してきました。

感想:マジできつかった。

映画を見ているときに感情が爆発しそうになったのは「BOY A」以来。もう本当涙が滲んだ....感動よりも畏れによる産物が目に滲みました。また沖縄出身としても色々思うトコロもあり「あ〜良かった☆」ではちょっと済ましたくない。少し沖縄のことについて、自分の故郷について知る必要があるような気がした。

広瀬すずも若干アイドルのような扱い(僕の中だけ?)で少し敬遠していたけども、女優してた。宮崎あおいと引けを取らなかった。てか女性陣、輝いていた。それと広瀬すずの相方の沖縄boyが個人的には一番ぐっときました。いい俳優になってくれ....

こういう群像劇はそれぞれの俳優に見せ場があるからすごい好きです。

妻夫木の最後のシーン、ジョゼを思い出した(笑)

吉田修一作品は「悪人」が出始めた頃からちょくちょく観ていまして、あまり本を読まない僕でも文庫本買っています。一番好きなのは「横道世之介」。ジュブナイル物には本当弱いんです。

人には「娯楽映画では無いけど、邦画のドラマジャンルは世界に誇れるものがたくさんあると思うんだ。」と伝えたい....


「怒り」予告